第35回 僕にとって演劇とは 先日、友人Aから芝居をやらないかと誘われた。確かに僕は芝居をやってはいたが、バンドを始めてしまった現在、 どうもやる気が起きない。ここでちょっと僕にとって演劇とは何かと考えてみた。
僕が演劇に関わるようになったのは高校の時。最初に僕は放送部のドアを叩いた。
その時は顧問の先生に「君はもっと他の場で活躍すべきだ」と遠回しに断られた。当時放送部には女子部員しかいなかったので無理もない
(しかしその後友人Y(男)が放送部に入ってガラリと変わってしまうのだが)。 とはいっても高校演劇には通称「連盟」と呼ばれる生徒による大会運営組織があって、そこではずっと音響効果のパートを担当していて セッティングで触ることは多かった。 それよりも部活でできない鬱憤を晴らすが如く放送室で友人Yと日夜遊んでいて、僕の青春は放送室だったと言っても過言ではないほどだ。 短大に入って僕は音楽の道に進むわけだが、卒業して地元に帰りバンドもできず悶々としている頃に”よせなべ”という企画モノで芝居を一本やる事になってしまった。 しかも、また男子部員の不足が原因で役者をやらされた。見に来てくれた友人からは”僕のキャラじゃない”と散々だった。
元来僕は役者をやるような柄ではないのだ。声も通らないし。
今回も誘ってくれたAは”よせなべ”からのつき合いだ。
しかし今僕にはバンドがある。どちらか選べと言われたら迷うことなくバンドと答える。 演劇は確かに僕の人生の幅を広げてくれた意味ではかけがえのないものだし、年に数本見にも行く。しかしもう、やるのはいいや。 Aも岐阜で演劇の火を消すまいという意図でやってるフシもあるだろう。できるだけサポートはしていきたいと思っているケド。 |