これがホントのBarf-Out!!
(暇な時にしか書かないので、不定期です)

第29回 オープンプライス

このところよく見るのが「オープンプライス」というやつだ。 カタログを見ていても価格が書いてないので見積もりもとれず、お店に行かないといけない。
これはいわゆる”二重価格”の問題からこういう措置がなされたのだが、二重価格は実は消費者が望んだ結果なのだ。

誰でも安く手に入れたいという欲求はある。
値札に「\100」と書いてあるより「\150→\100!」と書いてあったほうがお店は同じ\100で売ってるのに安く買ったと錯覚するのだ。 したがって当店のように単純に「\100」と書いてある店は「安売りしない店」と思われる事がたまにある。
もっと言えば\100で仕入れた物を「\150」と売るより「\300→\200!」と売った方が安く買ったと錯覚するのだ(実際にそういう事はある!)。 結局お客さんが満足されればそれでいいのだ。そう売った方がお互いに気持ちいい商売ができる。

それが問題となったのが”二重価格”なのだ。売る側から言わせれば、消費者が勝手に望んだ事を勝手に問題にしてるとしか思えない。 問題は物の価値を質でなく、数字でしか見ていない事なのだ。

うちの店はだいたい定価の6割で値を付けている。最初(新品)から定価の6割で売るなんて、電気屋でもやってない事なのだ。 定価を高くふってるのではなく、我々のような商売の場合「薄利多売」が基本であるためだ。 逆に流行衣料を扱う商売は型落ちで安売りもする分、新品の時に充分利幅を取っている。 その感覚で作業服屋に来てもらうと困ってしまう。

数字に踊らされず、本物を見る目を持っていただきたいものだ。

WADA,Takatomo